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国際的な取り組み

国際交流

 本校は、国際交流活動も活発に行っています。ここでは、国際交流に関する活動を紹介しています。
 下記専用ホームページにて随時情報を更新していきますので、各自でご確認ください。
「津山工業高等専門学校 国際交流」の専用ホームページ(外部リンク)


中国地区高専学生国際交流支援コンソーシアム事業[“中国地区高専学生国際交流支援事業”から名称変更]

グローバル高専事業

 本校では、平成28年度からグローバル高専事業第4ブロック(中国・四国地区)の拠点校として、グローバル人材育成のためさまざまな事業に取り組んで来ました。
 現在では、それを発展させた、高専機構のグローバル人材育成事業推進校に採択されています。

 高専機構 グローバル人材育成事業  『地域社会を牽引するグローバルリーダー育成プログラム』

SDGsへの取り組み

 SDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)とは、国連に加盟する世界193か国が2015年9月に合意した17の目標、169のターゲットのことです(「持続可能な開発のための2030アジェンダ」)。貧困等の途上国を中心とした社会課題の解決のみならず、気候変動等の先進国・途上国共通の社会課題の解決を含め、2030年までに達成すべき目標が設定されています。

 このような世界的な流れの中で、高等教育機関に求められる役割もこれまでと変わってきています。研究においては、研究室の中で閉じるのではなく、研究成果をいかに社会実装していくかが求められます。教育に関しては、高い専門性を有する人材を育成することはもとより、高い専門性を有し他の専門分野の人と協力して新しい技術を社会の役に立てることのできる、実践的な技術者を育成することが求められます。

 津山高専では、このような流れに対応すべく、2016年度より「機械工学科」「電気電子工学科」「電子制御工学科」「情報工学科」の4学科を「総合理工学科」という1学科に統合しました。そして、理学(物理・数学・化学・生物)分野に重点を置いた「先進科学系」を新たに設置し、「機械システム系」「電気電子システム系」「情報システム系」の4系体制としました。このように、1学科4系体制にすることで、研究分野の融合性を促進し社会実装しやすくできるよう、また教育においては全系を横断したPBL型授業を行うことで、より実践的な技術者を育成できるよう改革を進めています。


CDIOイニシアチブ

 CDIOイニシアチブは、米国マサチューセッツ工科大学(MIT)とスウェーデンの3大学が2000年に開始した次世代のエンジニアを育成する工学教育改革のための仕組みです。CDIO(読み:シー・ディー・アイ・オー)とは、Conceive(考え出す)、Design(設計する)、Implement(実行・実装する)、Operate(操作・運用する)の略で、工学教育の改革を目的として開発された考え方で、現在、工学系技術者教育の事実上の世界標準と言われています。加盟国は36カ国あり、MITやスタンフォード大学など世界を代表する170以上の高等教育機関が加盟しています。

 CDIOイニシアチブは、CDIOシラバスという卒業生に求める知識、スキル、態度をまとめたものと、CDIOスタンダードという工学教育のフレームワークを示したものの2つから成り、「工学の基礎となるサイエンス」と「テクノロジーの基礎となる実践・スキル」のバランスを重視した質の高い教育を目指すものです。

 津山高専は、2018年6月に金沢工業大学で開催された国際会議(The 14th International CDIO Conference)でCDIOスタンダードに即した形で津山高専の学習教育がCDIOシラバスを実践するものであることを報告し、同7月にCDIOへの加盟が認められました。