専攻科生が電気学会優秀論文発表賞を受賞しました
専攻科電子・情報システム工学専攻2年の神田亜麻音さんが、10月23日(土)に行われた2021年度(第72回)電気・情報関連学会中国支部連合大会にて発表した論文「ICT初学者のためのIoT教材の開発」が、電気学会優秀論文発表賞を受賞しました。
受賞した神田さんには、賞状と賞牌が送られました。
この研究テーマは、神田さんが専攻科1年生から取り組んだテーマであり、本人の継続した努力がこのように実を結んだこと、指導教員としてとても嬉しく思います。
写真は、賞状と賞牌を手にした神田さんです。
(指導教員:電気電子システム系 嶋田准教授)
パワーアカデミー主催の「第4回電気工学教材コンテ スト」において先進科学系3年生のグループが優秀賞を受賞しました
パワーアカデミーが主催し電気学会が協賛している「第4回電気工学教材コンテ スト」において、総合理工学科先進科学系3年生の山本彩乃さん、林純平さん、志茂彩菜さんらのグループが、優秀賞を受賞しました。
○作品タイトル:「圧電素子を利用した直流と交流の違いを理解する実験教材」(講義プログラム)
参加者:山本彩乃、林純平、志茂彩菜(先進科学系3年)
指導教員 : 西尾公裕(電気電子システム系)
「第4回電気工学教材企画コンテスト」の募集は、以下のとおりでした。
応募資格:高等専門学校本科生・専攻科生、大学生、大学院生
募集教材のテーマ:「直流・交流」を題材とした教材の募集
対象年齢:中学生
本作品は全系横断演習Ⅰで取り組んできた内容です。
圧電スピーカー・圧電素子を用いて電子工作や実験を行うことで、電気信号である直流と交流について学習できるとともに、再生可能エネルギーなどのさまざまな発電方法を知ることもできる講義プログラムを提案しました。
講義プログラムでは、まず、直流と交流の説明、発電方法、圧電スピーカーなどの説明があります。
その後、圧電スピーカーを用いた電子オルガンを作製します。
オルガンを使って、信号の違いにより音が変化することを体験してもらいます。
次に、圧電素子を用いて、発電装置を作製します。
ビー玉の振動を利用した発電装置で、非常にコンパクトなものを提案することができました。
普段目に見えることのない発電された電気信号を、オシロスコープを用いて見える化します。
また、LEDを用いて製作した発電機で発電できていることを実感してもらいます。
身近にある圧電スピーカーを利用て、発電を行うことで、新しい発電方法に興味をもってもらえると考えて提案しました。
教材に関する資料などを作成して、令和3年11月にパワーアカデミーに提出し、このたび優秀賞を受賞することになりました。
審査員から「視覚・聴覚で交流を実感できる興味深く学習できる教材に仕上がっている。」などのコメントがあり、非常に高く評価されていました。
今後は、提案した講義プログラムを近隣の中学校で実施したいと考えています。
(指導教員:電気電子システム系 西尾教授)
本科5年生のチームが第2回インフラマネジメントテクノロジーコンテストで優秀賞を受賞しました
2月1日(水)に、第2回インフラマネジメントテクノロジーコンテストの最終審査結果が発表され、機械システム系5年生によるチーム「田んぼの安全守り隊」(メンバー:奥大晟くん(リーダー)、髙木奎太朗くん、高元公太朗くん、小原侑くん)が、最優秀賞に次ぐ「優秀賞」を受賞しました。
インフラマネジメントコンテスト
<主催>インフラマネジメントテクノロジーコンテスト実行委員会
<共催>NPO法人社会基盤ライフサイクルマネジメント研究会
一般財団法人人生100年社会デザイン財団
<後援>国土交通省、文部科学省、独立行政法人国立高等専門学校機構ほか
このコンテストは、インフラのマネジメント・メンテナンスの必要性を理解し、協働の輪を広げる高専生向けのアイディアコンテストで、奥くんらは泥の中で歩きやすい長靴の実現を目指し、圧縮空気を靴底から吐出する「泥に足を取られない無電源圧送長靴」を提案しました。
この提案技術は、奥くんが卒業研究で行っている流体工学に関するテーマを基にしながら、コンテストに向けての実験や装置製作は、研究室メンバーの皆が協力しあって行いました。
審査では、提案書とプレゼン動画とが審査されました。
審査員コメントでは、ユニークなアイディアをフィールドでも試行してみたという熱意や創意だけでなく、卒業研究の内容(流体力学)がしっかり活用された点が高く評価されました。
写真は、チームメンバー(リーダーの奥くんは一番右)と発表動画の一部です。
指導教員としては、流体工学の知識と理論とを社会実装する試みを、学生が熱心に取り組む様子を見て心強くなりました。
社会に出てからも、持てる技術と頭脳を駆使して、地域の課題に取り組んでほしいと思います。
(指導教員:機械システム系 細谷教授)
杉山教授が中華人民共和国遼寧省教育部「第1回中外友好貢献賞」を受賞しました
本校の杉山教授が、2021年12月に中華人民共和国遼寧省教育部から「第1回中外友好貢献賞」を受賞し、1月25日(火)に交流協定校である大連東軟信息学院から栄誉証書が届きました。
この賞は、遼寧省内の各大学が中国と外国の友好発展に長く尽力した外国人を推薦し、中華人民共和国遼寧省教育部が審査、決定するもので、今回杉山教授は本校の交流協定校である大連東軟信息学院から推薦された結果、長年の日中交流活動への貢献が評価されて受賞となりました。
今回10名が受賞し、日本人は杉山教授ただ一人でした。
大連東軟信息学院の関係者の皆様に感謝するとともに、杉山教授のご功績に敬意を表します。
本科4年生と2年生のチームが全国高専英語プレゼンテーションコンテストチーム部門で第2位を受賞しました
1月22日(土)に、オンラインで第15回全国高専英語プレゼンテーションコンテストが行われ、チーム部門において、先進科学系4年森本樹璃さん、情報システム系2年鳥取晴南さん、機械システム系2年平松鴻志さんのチームが出場し、全国第2位を受賞しました。
発表タイトルは、"From Student Ambassador to SDGs"で、内容は本校の国際交流ボランティアグループ「学生アンバサダー」での活動をSDGsに関連付けてプレゼンしたものです。
本校の国際交流の取り組みも広く紹介すると同時に、学生が自ら作る国際交流活動を全国の高専にも広げていこうという提案です。
津山高専は、昨年度、中国地区大会シングルプレゼンテーション、英語暗唱の両部門での優勝、全国大会出場に続き、本年度も中国地区シングルプレゼンテーション部門3位、そして今回の全国大会2位と、英語活動の取り組みが成果となってあらわれてきています。
3名ともESS部員であるとともに、国際交流活動にも積極的に参加し、現在コロナ禍にも関わらず、学校内や中国地区の高専とも連携した国際交流活動にも大いに貢献してくれています。
写真は、発表動画からの一コマです。
(指導教員:先進科学系 山口教授)
本科3年生が全国高専デザインコンペティション・プレデザコン部門で最優秀賞を受賞しました
12月4日(土)に呉高専において全国高専デザインコンペティションが開催され、3年生以下を対象としたプレデザコン部門(AMデザインフィールド)で、機械システム系3年 高石若葉さんと渡邊雪菜さんが製作した作品「Dia」が1位となり、最優秀賞(科学技術振興機構理事長賞)を受賞しました。
写真は、最優秀賞となった作品を持った2人です。
プレデザコン部門(AMデザインフィールド)の課題は、『落下時の衝撃を吸収するシェルターを3Dプリンターを使って造形する』というもので、これを全系横断演習Ⅰの演習テーマとして取り上げました。
受賞した作品は、そのなかで彼女たちが製作したもので、物理・材料の知識と3次元CAD・3Dプリンターの技術を融合させた優れた作品となっています。
彼女たちの今後の活躍に期待したいと思います。
(指導教員:機械システム系 塩田教授)
本科4年生がリジェネロン国際学生科学技術フェア"Regeneron ISEF 2021"での発表で文部科学大臣特別賞を受賞しました
令和3年5月にオンラインにより開催された「リジェネロン国際学生科学技術フェア"Regeneron ISEF 2021"において、総合理工学科先進科学系4年榎本千夏さんと機械システム系4年時本悠生さんが、日本代表として発表を行いました。
その発表に対して、このたび文部科学省より文部科学大臣特別賞が贈られ、11月17日(水)に、本校で賞状と記念品の授与が行われました。
研究のテーマは「透過光を利用した逆シャボン玉の膜厚測定」です。
少量の洗剤を溶かした水溶液にその水溶液の水滴を垂らすと、逆シャボン玉とよばれる薄い空気膜が形成されます。
2人は、光学的な干渉現象と力学的な終端速度との二つの手段を用いて、逆シャボン玉の膜厚を測定することを試みました。
令和2年12月のJSEC2020(第18回高校生・高専生科学技術チャレンジ)でJFEスチール賞を受賞して、ISEFへの出場権を獲得していました。
上段の写真は、岩佐校長から表彰状と記念品が授与されるところ、下段の集合写真は、賞状を持つ二人と岩佐校長およびサポート担当の谷口講師です。
新型コロナワクチン集団予防接種の第2回目が無事終了いたしました
本校では、美作大学・美作大学短期大学部、津山市の三者連携の枠組みで、一般財団法人共愛会 芳野病院(鏡野町)の協力のもと、新型コロナワクチン接種の第2回目が、8月6日(金)と8月7日(土)に行われました。
津山工業高等専門学校の18歳以上の学生ならびに美作大学・美作大学短期大学部の学生、および教職員等を対象として1488名に接種が行われ、無事終了いたしました。
そのうち、本校学生と教職員の接種者数は421名でした。
8月5日に大連東軟信息学院と編入学に関する調印式を行いました
8月5日(木)に、大連東軟信息学院と編入学に関する調印式を行いました。
本校と大連東軟信息学院の両校は、2008年に交流協定を結んでおり、これまでに学生や教員の相互派遣、両校学生の合同研究発表会などの交流活動を行っています。
この度、本校は学校の国際化と進路先の多様化を進めるため、大連東軟信息学院への編入学に関する協定を締結することになり、オンラインによる調印式を行いました。
調印式には、大連東軟信息学院から代表者として郭副学長にご出席いただき、ご挨拶いただきました。
調印式では、両校の代表者が挨拶した後、協定書に署名し、最後に記念撮影を行いました。
署名後、大連東軟信息学院の張先生から、編入学プログラムの内容について説明があり、続いて大連東軟信息学院で日本語を学ぶ学生2名から、大連市および大連東軟信息学院の紹介がありました。
今回の調印式には、本校の学生も見学者として参加し、大連東軟信息学院での勉強や学生生活などの様子について興味深く話を聞いていました。
今回の協定締結により、本校の卒業生で学校長の推薦を得た者は、大連東軟信息学院(通信エンジニアリング、電子情報エンジニアリング、ソフトウェアエンジニアリングのいずれかの専攻)に編入学することが可能となります。
左の写真は、岩佐校長の挨拶(上段)、署名後の記念撮影(中段)、学生による大連の紹介(下段)のようすです。
本科5年生が日本太陽エネルギー学会若手研究発表会で奨励賞を受賞しました
本科5年生の平田航さんが、7月14日(水)にオンラインで開催された2021年度日本太陽エネルギー学会「若手研究発表会」で、奨励賞を受賞しました。
総合理工学科電気電子システム系5年の平田さんは、大学生・大学院生や若手研究者ら20名以上のなかで優秀な発表をしたことが認められ、奨励賞を受賞しました。
発表題目は次の通りです。
○平田・桶・南野・濱田・藤井・石倉:「短絡故障バイパスダイオードのI-V特性とその故障抵抗値の分布」
平田さんは、この発表会のなかで最年少の発表者の一人であり、受賞者中で唯一の高専生です。
他の受賞者は大学院生ばかりですから、とても立派なことです。
今回の受賞は、今後の学生生活において大きな励みになるのではないかと思います。
(指導教員:電気電子システム系 桶准教授)
津山高専国際寮竣工披露式を挙行しました
津山高専国際寮竣工披露式を、8月2日(月)に、快晴のもと、新型コロナウイルス感染対策を徹底の上、挙行しました。
来賓として、あべ俊子衆議院議員や地元関係者らに出席していただきました。
同施設は、「令和新時代高専の機能高度化プロジェクト」により全国17高専にて新築されたものであり、他高専に先駆け、竣工したことなどを受け、最初の挙式に至ったものです。
寮室等は、寮生の生活の場であるため、学生目線で動線の整理を行って計画されており、各所においてユニバーサルデザイン思想を取り入れています。
また、1棟に対して、居住空間が左右対称に独立した2ブロックとなっており、多様な使用方法に対応できるようになっています。
式典では、初めに岩佐健司校長(最上段の写真)が主催者を代表してあいさつし、「国際寮は、留学生にとっては生涯大きな財産となるとともに、日本の学生も国際感覚を磨き、グローカルな人材育成につながると確信している。」と今後の展望について述べました。
来賓挨拶として、あべ議員(2段目の写真)より「『KOSEN from Japan』として、津山高専がオープンイノベーションの拠点になることを祈念する。」と祝辞をいただいたほか、文部科学省からのメッセージ、高専機構本部の谷口功理事長(3段目の写真)からのビデオメッセージが披露されました。
続いて、本校留学生による母国紹介があり、来賓が留学生の説明に耳を傾けました。
また、出席者および留学生により記念撮影(最下段の写真)を行った後、校長・来賓・関係者によるテープカットが行われました。
新型コロナワクチン集団予防接種の第1回目が無事終了いたしました
本校ならびびに美作大学・美作大学短期大学部の接種学生が合計1,000人を超え、教職員などと併せて1,498名の接種が行われました。
そのうち、本校学生と教職員の接種者数は423名でした。
第2回目の接種は、4週間後の8月6日(金)・7日(土)に実施されます。
総合理工学科情報システム系 寺元教授が国立高等専門学校機構理事長賞を受賞しました
総合理工学科情報システム系 寺元教授が、令和2年度に行われた国立高等専門学校機構理事長賞を受賞し、6月11日(金)に国立高等専門学校教員顕彰の表彰式を執り行いました。
本顕彰は、管理運営・地域社会への貢献を含み、学生教育を中心とする分野において顕著な功績を挙げている教員を顕彰するとともに、顕彰を通じて国立高等専門学校における教育の充実および向上を目指すものです。
今回は、寺元教授が以下の通り表彰されました。
国立高等専門学校機構理事長賞 情報システム系 教授 寺元 貴幸
顕彰題目:全国高専プロコンを活かした高専生の地位向上ならびに地元地域への貢献