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トップ情報公開授業評価アンケート(平成30年度) > 授業評価アンケートの集計結果の主なポイント(平成28~30年度)

平成28~30年度授業評価アンケートの集計結果の主なポイント

 平成28年度の本科1年生より総合理工学科の新カリキュラムとなり、平成30年度は本科1~3年生が新カリキュラム、4・5年生が旧カリキュラムとなっています。以下、評価項目の年度比較から特徴や傾向を示しますが、そのような過渡期にあることが結果に影響を及ぼしている可能性もあることを念頭に置いてお読みください。

講義科目の評価

 全体の結果を見ると、学習時間以外の評価項目については、平成28年度から平成30年度にかけて、少しずつではありますが評価値が高くなっていっています。学習時間については、平成28年度に若干増えたものの、平成29年度は減少に転じました。平成30年度は微増しましたが、平成27年度と比べても少ない時間となっています。授業自体の質が上がっているのは非常に良いことですが、それをきっかけとした授業以外の取り組みにも、力を入れていきたいところです。
 本科・専攻科別の結果を見ると、本科は全体と同様の結果となっています。一方、専攻科は、平成28年度を頂点として、わずかではあるものの評価値が低くなっていっています。平成27年度と平成30年度を比較すると、「学生自身についての評価」は若干上がっているものの、「教授者に対する評価」は下がっています。一層の授業改善を心懸けたいと思います。

自発的学習科目の評価

 自発的学習科目については、「教授者に対する評価」に関わる項目は、少しずつですが評価値が高くなっています。一方、「学生自身についての評価」は、平成29年度までは少しずつ高くなっていたのですが、平成30年度に低くなってしまっています。しかし、学習時間は平成30年度においても減少せずに増えており、総合評価も高くなっています。そのため、カリキュラムの変更に伴う一時的な状態である可能性も考えられます。今後の推移に注視しつつ、引き続き魅力的なテーマの提示に努めていきます。

実技系科目の評価

 実験・実習は、平成28年度から平成30年度の3年間の流れを見ると、全体と本科の評価値は概ね上昇傾向にあると言えます。しかし、専攻科は少しずつ評価値が下がっており、「学生自身についての評価」は年度による上下があるものの、「教授者に対する評価」は下降傾向にあります。本科生と専攻科生では、同じ実験であっても求められるものが違います。そのようなレベルの違いに、学生が戸惑ったり対応できなかったりしているのかもしれません。今後工夫し、改善していかなければならないところだと思われます。また、体育に関しては元々の評価値が高めなのですが、さらに高くなっていっています。