自律的に専攻科開講科目を選択することで確かな基礎科学を基盤とした高い専門性と分野横断的な融合力を備えます。
専攻科の教育課程では、大きく分けると一般・専門共通科目と専門科目を修得します。
(1)【一般・専門共通科目】では、実践英語・国際文化論・哲学・社会科学などの一般科目と、数学・物理・生物・環境・実験法などの基礎科学と情報処理技術の各分野、さらに工学倫理や先端技術特別講義の科目について学習します。
(2)【専門科目】としては、講義科目として機械・制御システム工学専攻では、材料と構造、運動と振動、エネルギーと流れ、情報と計測・制御、設計と生産・管理、機械とシステムなどの専門技術分野および数学・物理分野、化学・バイオの技術分野を学習します。電子・情報システム工学専攻では、電気・電子と情報・制御に関する各分野を学習します。
実験科目については、両専攻とも「特別実験(4単位)」、および2年間にわたり実施する「特別研究Ⅰ、Ⅱ(各8単位)」を通して、技術者としての基本的な能力を養成します。
(3)「特別実験」は、各専攻における異なる出身系に関する実験も行うことにより、幅広い技術を実践的に修得します。
(4)「特別研究」は専攻科の中核をなす科目で、文献調査・解析・実験など自ら計画を立案し、指導教員の助言を受けながら主体的に研究を進めます。研究の過程で、他の大学・企業などとの交流を図ることも含めて、研究のプロセスを身につけるとともに、社会に評価される結果を出すよう心掛けることが重要です。この特別研究の一環として、特別講義の受講を通して技術者倫理について学習すること、夏季休業期間などを利用して校外実習を行うことと、専攻科課程の適当な時期に、研究結果を関連する学協会などで外部発表することも義務付けられています。
また、実社会の技術と遊離しないように、知識を深め、さらにコミュニケーション能力の向上や技術者倫理の理解を深めることを目的に設けられた選択科目である「長期インターンシップ(2単位)」を校外実習の代わりに選択することもできます。
(学修成果の評価方法の方針)
講義、演習、実験の学修成果は、定期試験、課題、発表・レポート等の成果物で評価されます。
授業科目表にある各科目の認定は、科目を履修し、シラバスに記載された成績評価方法を適用して行われた評価が60点以上の者になされます。なお、科目ごとの詳細な授業内容・方法、授業計画、到達目標、成績評価方法等は、Webシラバスに掲載・公開されています。