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令和2年度授業評価アンケートの集計結果の主なポイント

 令和2年度は、平成28年度入学の総合理工学科第1期生が5年生となり、本科は全学年で新カリキュラムとなりました。新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、前期の大部分が遠隔授業となりましたが、実験・実習などの対面での実施が必要な授業については、7月中旬の登校再開後に未実施分を行っていくというかたちを取りました。また授業評価アンケートは、前期終了科目についてはWEB上で実施し、それ以外の通年科目や後期科目は、例年通りマークシート方式で実施しました。ここでは、対面で授業を行い、例年と同じ方式でアンケートを実施した、通年科目及び後期科目の集計結果から、特徴や傾向をお示しします。

1. 講義科目の評価

 講義科目は全ての評価項目において、令和元年度よりも評価値が高くなっています。これは過去5年間で最も高い評価値であり、学生の満足度が年々高くなっていることが伺えます。前期に遠隔授業を実施するに当たり、学校として複数回のFD研修会を実施しましたが、それ以上に各教員が勉強しスキルを磨いたことが、通年科目や後期科目の授業にも良い影響を及ぼしたのではないかと思われます。
 本科・専攻科別の集計結果も全体の結果と同様であり、全評価項目において過去5年間で最も高い評価値となっています。本科も専攻科も、「学生自身についての評価」以外は全て評価値が4以上です。例年、「学生自身についての評価」は他の項目よりも低い評価値となっていますが、令和2年度の通年科目においては、前期の遠隔授業への対応も加味されているものと思われます。多くの学生がコロナ禍の特殊な状況での授業に対応し、学び続けてくれましたが、急激な環境の変化に対応することが難しかった学生もいます。どのような状況下でも学生の力を伸ばしていけるように、より良い授業を模索していきたいと思います。

2. 実技系科目の評価

 実験・実習も全体の結果では、講義科目と同じく、全ての評価項目において、令和元年度よりも評価値が高くなっています。しかし、本科・専攻科別の集計結果を見ると、専攻科は「理解を助ける工夫に関する評価」を除き、令和元年度よりもやや低い評価値となっています。過去5年間と比較すると平均的な値であるとも言えるのですが、講義科目は令和元年度よりも評価値が高くなっていますので、やはり令和2年度の専攻科の実験・実習は、評価が下がったと考えるべきでしょう。この理由としては、前期の大部分が遠隔授業であり、その間に実施予定だった実験・実習は、対面授業再開後に実施したことがあると思われます。例年よりも短いスケジュールで実験・実習をこなさなければならなかったため、高度な専門的知識や実践的能力を身につけることを志している専攻科生には、不満を感じる面もあったのではないでしょうか。令和2年度を教訓として、不測の事態が生じても満足度の高い教育を提供し続けられるよう、努力していきたいと思います。
 また、体育については、令和元年度とほぼ同じ結果となっています。体育では、コロナによって、これまで行えていたことが行えなくなるという事態も発生しています。しかし、様々な工夫によりそれを乗り越えた結果が、この評価に現れているのだと考えられます。