
2025年度から1年生の総合理工実験における計測実習に導入しているノギスとマイクロメータのデジタル教材が、公益財団法人学習情報研究センター主催の令和8年度 第42回 学習デジタル教材コンクールにおいて、奨励賞を受賞しました。
本教材は、学生に楽しみながらノギスやマイクロメータの目盛の読み方を学んでもらうことを目的として開発したものです。授業では教材を大型モニタに映し、学生が表示された目盛を読み取って解答します。正確さだけでなく、解答時間に応じてポイントが算出されるため、学生同士やチーム間で得点を競いながら学習を進めることができます。実際の授業でも、学生が互いに協力したり競い合ったりしながら、楽しんで学習する様子が見られています。
本教材の主な特徴は、ノギスとマイクロメータの目盛の読み取り練習に特化していること、目盛が大きく鮮明に表示されること、問題が自動的に生成されることです。繰り返し練習できるため、実際の測定器を使用する前の基礎練習として活用できます。
また、教員向けの機能として指定した測定値の問題を作成し、その目盛画像を画像ファイルとして出力することもできます。出力した画像は、そのまま小テストや定期試験などの問題に貼り付けて使用できます。
製造現場をはじめ、社会では現在もアナログ式のノギスやマイクロメータを使用する機会が多くあります。そのため、学校教育だけでなく、企業における新人教育や技能研修、社会人の学び直しにも活用できる教材です。授業や研修など、さまざまな場面で活用していただければ幸いです。
(近本)

学生のポスター発表の様子
3月10日から3月11日に開催された表面技術協会の第153回講演大会において、ポスター発表を行いました。現地では、研究室所属の学生が発表を担当しました。
ポスターのタイトルは「プラズマ CVD 法による樹脂基板上へ形成した硬質薄膜の機械特性評価」であり、プラスチック基板上に硬質薄膜であるSiOxを形成し、表面硬さを向上させる研究について報告しました。特に、SiOxの分子構造に対するプラズマ密度や電子密度などのプラズマ条件の影響について検討した内容を説明しました。
教員として学生の引率で学会に参加するのは今回が初めてであり、発表の様子を見守る立場となりました。当初は学生の発表に不安もありましたが、当日は自信をもって研究成果を説明しており、この1年間での成長を実感しました。
(近本)

3月6日に開催された日本機械学会中国四国支部第64期総会・講演会において,研究内容の発表を行いました。発表題目は「大気圧プラズマジェット照射によるポリフェニレンサルファイドの耐膨潤特性向上 」であり,スーパーエンジニアリングプラスチックであるポリフェニレンサルファイド(PPS)に対して,大気圧プラズマを用いて耐膨潤特性の向上を図る研究について報告しました。
本研究では,昨年度からの検討内容に加え,分子構造に関するデータも取り入れ,耐膨潤特性向上のメカニズムについて考察を行いました。発表を通じて,多様な観点から議論する機会を得るとともに,新たな知見を得ることができました。
また,本講演会ではセッションの座長も担当し,他の研究発表に対する視点についても理解を深めることができ,大変有意義な経験となりました。
(近本)