津山高専の平成27年12月のできごとです。

12月28日(月)から、ハリキ精工(株)のベトナム事業所であるHARIKI PRECISION CO., LTD.で行われるインターンシップが、本格的に始まりました。
本研修に参加した3名の学生は、初めにGM(現地法人社長)や工場長、ベトナム人の管理職の皆様と顔合わせを行った後、工場内の見学を行いました。
各学生にはそれぞれ現地人スタッフが指導にあたってくださり、行程管理・生産管理・品質管理の三部門で研修を受けます。

このベトナム事業所では、従業員数の約7割を女性が占めるなど女性の活躍が目立ちます。
研修中は日本人学生同士が固まらないよう、各担当グループで一日を過ごすよう配慮がなされています。
写真は順に、事業所入り口(左上)、企業担当者との顔合わせの様子(左)と、工場内で現地スタッフの生産工程に関する説明を熱心に聞く学生の様子(左下)です。
どの学生も明日からは生産現場に投入されるとあり、真剣に聞いていました。

初日は製造現場の様子に圧倒され表情がこわばった学生達ですが、1月6日(水)までの研修を通じて、大きく成長してもらいたいと思います。
今回の研修は、ハリキ精工(株)とHARIKI PRECISION Co., ltd., Vietnamの皆様のご厚意により実現しました。
この場をお借りしてお礼申し上げます。

12月26日(土)・27日(日)に岡山市・ジップアリーナで岡山県高体連卓球部主催の「平成28年度全国高校総体卓球競技高校生審判講習会」 兼 「平成27年度中・高連携強化推進事業(卓球競技) 第43回全国高等学校選抜卓球大会中国予選会補助員講習会・強化練習会」が開催されました。
本校は中国予選会の出場チームの一つとして、この強化練習会に参加しました。
練習会には県内の高校チームだけでなく、岡山大学や県外強豪チームが招聘されていました。
左の写真は団体戦の様子で、明徳義塾Cチーム(左側の緑のユニフォーム)と津山高専チーム(右側の赤のユニフォーム)が対戦しているところです。
2日間をとおして、レベルの高いプレーを直接肌で感じることができるとともに、現状の問題点に気づくことができる良い機会となりました。
この経験を活かして、1月29日(金)から31日(日)に開催される中国予選会で頑張りたいと思います。

12月26日(土)に、海外にある日系企業での就業インターンシップに参加する3名の本科4年生(電子制御工学科1名,情報工学科2名)が出発しました。
この研修は、津山高専とご縁のあるハリキ精工株式会社様のご厚意により実施するもので、学生たちはベトナムのホーチミン市にあるHARIKI PRECISION CO., LTD.にて生産工程・生産管理・品質保証などのコースに別れ、約2週間の研修を受けます。
日本では大晦日からお正月三が日は休業になる企業が多いのですが、旧正月を祝うベトナムではお正月も通常業務となっています。

海外が初めて(飛行機に乗るのも初めて)の学生もおり、やや緊張した面持ちでの渡航でしたが、出迎えてくださった現地駐在スタッフのご厚意で両替や食事に連れて行っていただいたことで、徐々に安堵と海外にいることを実感し始めました。
月曜から本格的な研修が開始されます。
学生達には今回の貴重な体験を、自身の将来設計に役立ててもらいたいと思います。
写真は空港での学生(左上)とベトナム事業所工場長との食事の様子(左)です。

12月23日(水)・24日(木)に加須市民体育館(埼玉県)で開催された第6回全国高等学校選抜クライミング選手権大会へ、クライミング同好会会員が岡山県代表として出場しました。
参加したのは、電気電気電子工学科3年の本岡優斗くんと機械工学科2年の篠田佳吾くんの2名です。
この大会は、40を超える県の予選を勝ち抜いた代表選手が参加する他競技のインターハイに位置する大会です。
個人成績は本岡くんが39位で篠田くんが59位(男子109名中)、学校別成績は10位(27校中)となり、惜しくも準決勝進出(予選26位まで)とはなりませんでした。
学校順位は、同一校の上位2名の選手の個人順位の値によって決定されるものです。
よって、学校別成績での27校中というのは、各県代表が複数校の生徒から構成されている県があるためでです。

二人は今回の大会での成績について、悔いが残る部分があり大満足とはならなかったようです。
しかし、上位選手のクライミング歴と比べ、二人が高専入学からクライミングはじめたことを考えると、この成績はとても素晴らしいものであると思いますし、この成長のスピードを考えるとこれからがとても楽しみです。
篠田くんは大会終了後、来年こそは準決勝・決勝へ進出したいと決意を語ってくれました。
本岡くんはこれで高体連主催大会へ出場できませんが、活動場所を大学年代大会へ移し今後もさらなる活躍をしてくれるものと信じております。
写真は、予選の壁に挑戦しているところで、上が本岡くん、下が篠田くんです。
12月19日の団体戦でベスト16入りしたチーム(1・2位は除く)の代表選手と、過去の個人戦で上位入賞した選手によるシングル戦が、
団体戦の終了後に行われました。
このシングル戦の優勝者は、全国高校選抜卓球大会に出場することができます。
本校からは3名の選手が出場し、それぞれ以下のような素晴らしい結果を残すことができました。
水田 灯哉(1年2組):
2位
石原 幹朗(1年4組):
3位
大塚 敦仁(1年4組):ベスト8
左の写真は準決勝戦の様子で、右側手前が水田選手、右側奥側が石原選手です。
12月19日の団体戦でベスト16入りしたチームによる順位決定戦が、12月23日(水)に岡山市・ジップアリーナで開催されました。
本校卓球部の男子チームは、金光学園との3位決定戦に出場しました。
左の写真はダブルス戦の様子で、写真奥側の本校選手がチームの応援を受けながら奮闘している様子です。
監督・選手達の頑張りにより、最終成績は
3位となりました。

12月23日(水)に、津山市中島にある津山第一病院のロビーにて、患者様・地域の方々を対象としたXマスコンサートを行いました。
「リフレイン」「粉雪」などの合唱曲・ヒット曲のほか、Xマスにちなみ「赤鼻のトナカイ」などを含め全10曲を披露しました。
ご来客の皆様に楽しいひとときを過ごしていただきました。
今後ともご声援をよろしくお願いします。
なお、来年1月17日(日)13時〜15時に、第1回の歌唱部定期演奏会(無料)をベルフォーレ津山で開催致します。
ぜひご来場たまわりますようお願い申し上げます。

12月23日(水)に、宮脇書店岡山本店でブックハンティングを行いました。
学生5名、教職員3名が参加し、店頭で実際に本を手に取りながら、学習・研究に役立ちそうな本や、小説などを選びました。
今回のブックハンティングで選ばれた本が図書館に届きましたら、Twitterなどでもお知らせしますので、ぜひ図書館に来て手に取ってみてください。

12月21日(月)に本校校長室において、電子制御工学科3年 寶官 花(ほうがん はな)さん、情報工学科3年 片山智宙(かたやま ちひろ)さんから、「第19回全国高校生創作コンテスト 現代詩の部」にて、佳作・入選を受賞した報告がありました。
このコンテストの現代詩の部は、応募総数613点で最優秀1点、優秀賞2点、佳作5点というなかで、寶官さんは見事「自転車」の題目で佳作の賞を受賞し、12月6日(日)國學院大學での表彰式に出席しました。
自転車で坂を登ったり下ったりすることを人生の生き方にたとえ、3行で区切り、リズムよいテンポで歌ったことが評価されました。
左の写真は、國學院大學の表彰式での寶官さんです。

片山さんは「しあわせ」の題目で、しあわせな人の周りにはたくさんの人が集まることを、テンポのよい表現で歌ったことが評価されました。
本校国語科では、従来から学習意欲を高める教育方法として、外部のコンテストを利用した授業課題を学生に与えています。
則次校長から、「この賞をきっかけに、引き続き学業もがんばってください。」と激励されました。
左の写真は、左から杉山教授、片山さん、寶官さん、則次校長、江原講師です。

12月20日(日)に津山市・総合体育館で津山卓球協会主催「第39回美作地区ダブルス卓球選手権大会」が開催されました。
本校卓球部員は連戦となりましたが、その疲れも見せず、男子ダブルス6組・女子ダブルス3組・混合ダブルス6組が参加しました。
強豪選手が多いなか、本校選手は善戦し、それぞれに良い成果を残すことができました。
本校関係の上位成績は以下のとおりです。
一般男子ダブルス
準優勝 水田灯哉(1年2組)・石原幹朗(1年4組)(写真の赤いユニフォームペア)
3位 大塚友仁(1年1組)・大塚敦仁(1年4組)(写真の黒服の審判ペア)
ベスト8 内田崚介(情報工学科2年)・藤田陽一郎(機械工学科2年)
混合ダブルス
3位 井上琢洋(電気電子工学科卒)・一般クラブ女子選手

12月19日(土)・20日(日)に、テニス部が岡山県高校テニス・等級別(C級)テニス大会に参加しました。
日ごろの練習の成果を発揮し、ほとんどの学生が初戦を勝ちあがることができたので、大きな自信につながったのではないかと思います。
また2日目にはボトムアップテニスクリニックに参加し、練習方法や技術的な面などを学び、数多くの収穫があったようです。
予選を突破すれば、各ブロック勝者16名によるトーナメントになったのですが、来年はぜひ予選を突破しトーナメントに残ってもらえればと思います。

12月19日(土)に岡山市・ジップアリーナで岡山県高体連卓球部主催「第59回県高校新人大会(団体)」が開催されました。
この大会に、津山高専卓球部の男子チームおよび女子チームが参加しました。
左の写真は女子団体戦の試合の様子で、本校女子選手は写真中央の3人(左:シングルス戦、右:ダブルス戦)です。
1回戦で津山東高校と対戦しましたが、接戦に惜敗し、途中敗退という結果になりました。

男子チームは
11月3日の県秋季大会で5位でしたので、今大会では2回戦からの参加となりました。
序盤は苦しみましたが、徐々に調子が良くなり、勝利を重ねていきました。
左の写真は男子団体戦の様子で、赤いユニフォームが本校選手です。
最終的には、準決勝戦で関西高校に敗退しましたが、過去最高の
ベスト4入りとなりました。
なお、金光学園との3位決定戦は12月23日(水)に行われます。

12月18日(金)22:30〜19日(土)05:00まで、佐々井研究室3年チャレンジゼミ生の3名(大嵩くん、小坂くん、藤井さん)が、美星天文台の口径101cm望遠鏡を用い、テーマ「冷却CCDカメラを用いた冬の天体撮影」に取り組みました。
青い雪玉星雲NGC7662、小あれい星雲M76、オリオン座トラペジウム、ふくろう星雲M97、スピンドル銀河NGC3115、おとめ座A M87、おおぐま座不規則銀河M82について、冷却CCDカメラにてL、R、G、B画像を撮影していきました。

19日(土)4時頃から、ダストとイオンの尾二本の角度が非常に開いているのが特徴で、地球に接近中のカタリナ彗星Catalina (C/2013 US10)を撮影しました。
6等の明るさの彗星を大望遠鏡では短時間しか撮影できませんでしたので、残念ながら右下方向の微かな尾しか確認できません。
左上の写真は観測終了後05:20頃の101cm望遠鏡前での集合写真で、左の写真はRGB合成したカタリナ彗星の様子です。
ていねいにご指導くださった美星天文台の綾仁台長に感謝いたします。

12月16日(水)に、電気電子工学科5年 松島立樹くん (香取研究室)が、アメリカ合衆国ハワイ州で開催された環太平洋国際化学会議 2015(PACIFICHEM2015) で廣木准教授との共同研究の成果について研究発表を行いました。
国内外の多数の研究者に対応し、今後の研究に役立つ情報交換をしました。

津山税務署のご協力で、12月16日(水)に一年生を対象に、租税出前教室を開催しました。
津山市で税理士事務所を開所されている芦田康介先生を講師にお招きし、税の歴史や種類、使われ方などの基礎知識を分かりやすく解説いただきました。
公平な税について考えるケーススタディを交えアクティブラーニング形式で楽しく税を学びました。

再来年からは消費税が10%になるなど税は我々の生活に直接関わるもので、国民としてその重要性の認識と正しい理解は不可欠です。
現役税理士の方からお話をうかがえる貴重な機会でした。
2年生で学ぶ政治経済の良い準備学習になりました。
18歳選挙権やマイナンバーといった身近で重要なことに関心が高まったものと思います。

津山高専では、教職員の安全意識の向上と職場環境の改善に取り組んでいます。
その一環として、毎月一回安全衛生委員会を開催し、その後、安全・衛生という観点で各職場の巡視を行っています。
通常業務時や災害発生時の事故の未然防止もその目的の一つです。
その会議・巡視には教職員だけでなく、学外の産業医にも参加していただいています。
今月は12月15日(火)に、今年度第9回目の職場巡視を実施しました。
今回の巡視場所は、管理・一般科目棟、機械・電気電子工学科棟のE棟2階(植月研究室、植月卒研室)およびC棟2階(大田研究室)において行われました。
事故を未然に防ぐことを目的に、危険を予測し整理整頓を依頼するなど、教職員の安全で衛生的な活動場所を確保しながら、お互いに安全意識を高める努力をしています。

12月15日(火)にTKJぷろじぇくと就職・進学活動報告会を開催しました。
まず、大学に進学予定の情報工学科5年の金崎さんと岸部さんに講演をしてもらいました。
進学先の選び方や勉強方法、志望大学を知ることや人的ネットワークの重要性など、貴重な体験談を聞くことができました。
次に、就職予定の電気・情報システム工学専攻2年の仁木さんと梅原さんに講演をしてもらいました。
就職活動で注意すべきこと、採用試験に向けてやるべきことのほか、本科5年での就職活動と専攻科5年での就職活動の違いや、学校推薦のある就職活動と自由応募の就職活動の違いなど、色々と興味深い話がありました。
参加した女子学生は熱心に話を聞いており、会終了後も、講演をしてくれた先輩と話し込んでいる姿が見られました。
女子会では今後も同様の会を企画していきますので、今回都合がつかなかった人は、ぜひ次の機会に参加してください。

12月15日(火)冬休みに、ハリキ精工(株)ベトナム事業所での海外企業インターンシップに参加する学生の事前研修を行いました。
今回のインターンシップには4年生の男女計3名の学生が参加し、12月26日(土)から1月7日(木)にかけて、現地の企業で研修を受ける予定です。
研修に参加する学生の多くは海外が初めてということもあり、本日の事前研修では入出国時の注意点などについて指導を受けました。
津山高専が実施するインターンシップの多くは往路の教員引率がありますが、帰路は学生たちだけで帰国します。
学生たちは英語でのやりとりやトラブル時の対応について真剣に学んでいました。
写真はイミグレーションを想定した訓練の様子です。

12月14日(月)に寮での一斉清掃がありました。
清掃委員会が中心となって、1年生・2年生が割り振られた場所の清掃を行います。
年に3回ありますが、今回は今までと違い清掃委員会で事前に共有スペースの私物の撤去の注意を行っていたため、回収された私物は少なかったです。
毎回、この一斉清掃は、きれいになっていく寮やテキパキ動く寮生の姿で気持ちのよい行事です。

12月14日(月)に合併教室で津山高専技術交流プラザ「ボランティアレクチャー」を開催し、専攻科生25名が受講しました。
・講師 萩原工業株式会社 取締役 執行役員 笹原 義博 氏
・演題 「経験に勝る学習無し」
本校の卒業生である笹原氏は、講演で、自らの本校での生活、入社時からその後の海外勤務等を経て現在の役職に就くまでの間の豊富な経験や実例を示しながら、今後海外との関わりを避けて通ることができない企業技術者など、社会人にとって心得ておくべき姿勢や考え方を、ユーモアを交えながら情熱をもって語りかけてくださいました。
笹原様、講演をサポートくださいました萩原工業株式会社総務部の西村様、そして本講演会を準備くださいましたつやま産業支援センターの皆様に厚くお礼申し上げます。

12月13日(日)に日本情報オリンピック(Japanese Olympiad in Informatics, JOI)が開催する第15回日本情報オリンピック予選競技が開催され、本校システム研究部から8名の学生(1・2年生)が参加しました。
この競技では、出題される6つの問題に対して競技時間(3時間)中に解答を求めるプログラムが作成できるかを競います。
インターネット経由で参加できるので、総合情報センター情報演習室Cを会場にして、静かな熱戦が繰り広げられました。
左の写真は、競技中の様子です。
予選の結果は後日に発表され、成績が良ければ全国大会・代表選考会に進める可能性があります。
詳しくは、
「情報オリンピック」のページをご覧ください。

12月12日(土)にアオーレ長岡および長岡高専で開催された第5回高専−TUT太陽電池合同シンポジウムと成27年度応用物理学会「多元系化合物・太陽電池研究会」年末講演会のジョイントセッションで、専攻科電子・情報システム工学の立石秀斗くんが「太陽電池を目指した硫化物薄膜の作製」と題して研究発表を行いました。
高専−TUT太陽電池合同シンポジウムは、豊橋技術科学大学の支援を受けて、高専で太陽電池を研究している教員とその研究室に所属する学生が一堂に会し、発表を行うことで研究を促進し、交流を深めることを目的に行われており、今回が5回目になります。
応用物理学会「多元系化合物・太陽電池研究会」年末講演会は、応用物理学会の研究会の一つの多元系化合物・太陽電池研究会が、例年この時期に行っている発表会です。
今回は、それぞれのポスターセッションがジョイントセッションとして、同時に同じ場所で開催されました。
写真は、合同シンポジウムの看板の前の立石くんです。
大変活発な議論があり、学生にとっても有意義な時間を過ごすことができたと思います。

12月12日(土)14:00から16:00まで、公開講座「実感!体感!ケミストリー!化学ってこんなにおもしろい」第5回が、化学実験室にて開催されました。
いつものように白衣を着て、実験室で化学実験です。

テーマは「エネルギーと化学」、電気がとおる不思議なプラスチック:ポリピロールを合成して、性質を調べ、更に二次電池をつくりました。
指導は廣木一亮 准教授(化学)、サポートは廣木チャレンジゼミナールチームの5名です。

ポリピロールとプロペラ付モーターをつなぐと勢いよく回転! また導電チェッカー「とおる君」の工作をして、実際に合成したポリピロールに電気が流れることを確認しました。
これらの実験で、電池やエネルギー、化学について知識を深め、学ぶ楽しさを体感しました。

12月11日(金)に、津山市立一宮小学校「あおぞら児童クラブ」において、電子回路工作の出前授業を行いました。
専攻科電子・情報システム工学専攻の1年生は、これまでに電子回路に関する実験を行ってきています。
専攻科生らは、これまで学習してきた授業内容を使って、西尾教員(電気電子工学科)の指導で、小学生向けの出前授業を考えてきました。

この出前授業のテーマは「イライラ棒を作ろう」でした。
まず、児童らはブレッドボード上に電子回路を作製しました。
作製した電子回路を箱に設置して、完成させました。

金属棒がコースにあたるとブザーが鳴るように設計されています。
参加した児童らは、楽しみながら電子回路工作を行うことができました。
また、専攻科生らも子どもらに教えることの楽しさや難しさなどを経験することができました。

12月11日(金)9時に、平成28年度専攻科学力入試(後期)の合格発表を行いました。
今回の入試では、機械・制御システム工学専攻1名、電子・情報システム工学専攻2名が合格しました。
今回の学力入試(後期)をもって、今年度における専攻科入学者選抜試験はすべて終了しました。

12月10日(木)に交換寮生報告会が開催されました。
現在3年生で来年は寮生会の幹部として、交換寮生としての今回の体験を、今後の寮生会活動や寮生活に活かしていこうと考えている学生の発表でした。
阿南高専の発表では、規律が多く細かいため学生がしっかりしていることを実感し、本校でも今ある規則が何のためにあるのかを考え守っていくことが必要だと報告がありました。
有明高専の発表では、持込物品が限られていて、テレビ・ゲーム機等が持込禁止のため、友達との会話が多く、みんなコミュニケーション能力が高いこと。
また他高専に行ってみて、津山高専の委員会活動が活発であり、自分達で活動できることが恵まれた環境であると報告がありました。
1・2年生も他高専のことに興味をもって聴いていました。

12月8日(火)に、津山高専の学生へ地元にどのような企業があるのかを紹介するため、また地元企業への就職を促進するため、津山市・津山高専・岡山県北の製造業企業などでつくる津山高専技術交流プラザとの共催により、「津山高専技術交流プラザ企業PR会」を開催しました。
企業PR会には、機械関係や電気関係、情報関係などの津山高専技術交流プラザ会員企業78社のうち、県南企業を含む33社が出展しました。
各社は開設したブースで事業内容の説明のほか、それぞれが用意した製品や材料等の展示品や動画を用いて、各社が売りにしている物、技術等を紹介しました。

会場となった第二体育館には、本科1年生や4年生および専攻科1年生を中心とした学生、出展企業、津山市、教職員等の総勢約300名が参加しました。
学生は興味のある企業のブースへ行き、担当者からの説明を熱心に聞いていました。
参加企業は昨年を大幅に上回り、盛況のうちに終了しました。
出展いただいた企業の方および開催に協力いただきました津山市と教職員の皆様に深くお礼申し上げます。

「科学ゆめクラブ津山」は、津山高専の教員を主体とした科学普及活動ボランティア団体で、子供向け科学体験教室を開催しています。
今回の「2足歩行ロボットを動かそう」は、本年度最後に当たる5回目のテーマです。
電気電子工学科の西尾教員が講師となり、12月5日(土)に科学教室を実施しました。
小学生18名の参加がありました。
左の写真は、ロボット制御プログラミングに取り組む子供たちです。

あらかじめプログラムされている2足歩行ロボットを動かしてみたり、自分の思い通りに動かすためにどのようにプログラムを作ればよいか、楽しく学習しました。
また、ブロック組立型ロボットについて説明があり、加速度センサーの信号をコントローラに取り込みロボットを動かす体験を通じて、センサーの仕組みを理解していました。
コンテストも行われて、楽しく体験できた科学教室でした。
左は、ブロック組立型ロボットを使ったコンテストの様子です。
本事業は独立行政法人国立青少年教育振興機構子どもゆめ基金の助成を受けて実施しました。

12月5日(土)に東苫田公民館の子供科学教室で「びっくり極低温実験」の出前授業をしてきました。
液体窒素をテーブルにこぼして気化させたり、風船を液体窒素に浸けてしぼませ液体空気を作製したり、フィルムケース内に液体窒素を入れ気化した窒素の圧力でキャップが飛ぶ実験を一緒にしてきました。
また、電気電子工学科原田研究室の学生が作製したバルクの超伝導現象を見るなどして、低温の不思議な現象に子どもたちはビックリしていました。
特に液体窒素で凍らせたマシュマロは、食感が良く大好評でした。
写真は、児童が液体窒素に風船を浸けたあと、風船内に液体空気ができているの見せている様子です。
児童は他の実験でも反応が良く、興味津々で見ていました。

12月4日(金)に、津山市立一宮小学校「あおぞら児童クラブ」において、電子回路工作の出前授業を行いました。
専攻科電子・情報システム工学専攻の1年生は、これまでに電子回路に関する実験を行ってきています。
専攻科生らは、これまで学習してきた授業内容を使って、西尾教員(電気電子工学科)の指導で、小学生向けの出前授業を考案しました。

この出前授業のテーマは「音で光るライトを作ろう」でした。
まず、児童らはブレッドボード上に電子回路を作製しました。
作製した電子回路を箱の中に設置しました。

声を出すと箱の中でLEDが点灯し、児童らが描いた絵が光るようになっています。
参加した児童らは、楽しみながら電子回路工作を行うことができました。
また、専攻科生らも子どもらに教えることの楽しさや難しさなどを経験することができました。
第4寮の改築が行われており、皆様のご協力をいただき、工事は順調に進んでおります。
写真は先日行われた2階柱梁および3階床のコンクリート打設風景です。
完成まで引き続きご迷惑をお掛けいたしますが、ご理解・ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。

12月3日(木)に入寮説明会を行いました。
本校の寮は入寮許可期間が1年間のため、毎年、入寮選考が行われます。
来年度は、女子寮の入寮希望者が増えることが見込まれるため、2人部屋の3人部屋への転用を行う可能性があること、また、入寮選考では生活態度を重視するので、貢献点(ボランティア活動点)をもらいたい学生は、普段からまじめに活動するように、佐藤寮務主事より説明がありました。

12月2日(水)に本校校長室において“らんびき”贈呈式を執り行いました。
備前焼作家として高名な紀〓
[王偏に秀の“しゅう”]山(きの しゅうざん)先生が、津山洋学資料館から復元を作成依頼された“らんびき”を本校に贈呈してくださいました。
これは、紀先生が手作りされたものであり、たった4点しかない貴重な作品です。
らんびきは江戸時代に使用された蒸留器で、酒や水を精製し、純粋なアルコールや蒸留水を得るための道具として、医師・薬師や化学者らに広く利用されました。
本校では、化学指導教員の廣木准教授が実験教室や講演会を通じて、江戸時代の化学とらんびきについての解説を行っています。
贈呈式では、紀先生からご挨拶があり、らんびきが贈呈された後、則次校長から謝辞がありました。

12月2日(水)に、津山市主催の激励会が開かれ、ラグビーフットボール部およびクライミング同好会から本岡優斗くんと篠田佳吾くんが参加しました。
それぞれ、1月4日(月)から開催される第46回全国高等専門学校ラグビーフットボール大会および12月23日(水)から開催される第6回全国高等学校選抜クライミング選手権に参加すると紹介され、選手が自己紹介の後、市長より「持てる力を存分に発揮していただきたい。」と激励のお言葉をいただきました。

続いて激励金の授与、各部の監督とキャプテンから激励会を開催していただいたことへのお礼および試合に向けての抱負が述べられました。
式終了後も懇談および津山市長を囲んでの写真撮影があり、なごやかな雰囲気のなか散会となりました。

津山駅バスセンター前に設置されている津山高専の看板が新しくなりました。
大型プリンターで布地に印刷したものにリニューアルいたしました。
総合理工学科への統合を多くの方に知っていただければと思います。
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