センター長挨拶

地域共同テクノセンター長 佐藤紳二

地域共同テクノセンター長

機械システム系 教授 佐藤紳二

本年4月から地域共同テクノセンター長を務めさせていただくことになりました。どうぞよろしくお願いいたします。

私が初めて産学連携・地域連携に関わらせていただくことになりましたのは、地域共同テクノセンターの前身の地域協力センターの頃からですので、もう20年ほど前の話になります。当時は、高専も大学も産学連携・地域連携に本格的な取り組みを始めたところで、正直、高専・大学の産学連携・地域連携に対する意識はまだ、それほど高いものではありませんでした。事実、当時、ある大学の産学連携関連のセンター長も、「センターに直接かかわりのある教職員はともかく、それ以外の教職員は余り関心がなくて、非協力的で困る」と嘆いておられました。その中にあって、津山高専の取り組みは、比較的早いものであったように思います。そして産学連携・社会連携が、現在、高専や大学の重要なミッションの一つになっていることは言うまでもありません。

さて、本校の地域共同テクノセンターの規定によりますと、「教育及び研究機能を地域社会に開放し、教育及び研究の発展に寄与するとともに、地域社会における産業技術の振興及び発展に貢献すること」がセンターの目的であるとされています。この目的を達成するための主な活動として、(1)地域企業からの技術相談の対応、(2)外部資金を活用した企業との共同研究、(3)津山市をはじめとする近隣自治体や関係機関との連携推進、 (4)小・中学生を対象とした公開講座の開催や、「つやまロボコン」・各種セミナー等の支援をはじめとする地域啓蒙や人材育成などに取り組んでいます。

一方で「津山高専技術交流プラザ」の活動として、産学交流会・企業PR会・出前講座・研究室/企業相互訪問・会員企業からの学生卒業研究テーマの募集など、地域企業のニーズに合わせた組織的な行事が開催されています。加えて、平成28年には、つやま産業支援センター,人形峠環境技術センター,地元企業,津山高専が力を合わせる産学官連携の研究・開発拠点として、本校のキャンパス内に「つやまイノベーションセンター」が設置されました。さらに昨年度は、岡山大学・日本原子力研究開発機構と本校による連携協力の取り組みとして開催されてきた「環境・エネルギーシンポジウム」を発展させ、「EReTTSa」シンポジウムが開催されました。このように、地域共同テクノセンター単独の取り組み以外にも、センターの目的を達成するための環境や仕組みは、関係各位のご尽力により、年々充実してきています。重要なことは、これらの環境・仕組みを如何に活用して、地域産業の発展に貢献し、そして同時に津山高専の教育・研究の活性化につなげていくかということであると考えます。これまで副センター長として、微力ながら、私ができる範囲で、センターの取り組みに参加してまいりましたが、これまで以上に、地域産業界の技術開発力の向上と教育文化の振興への貢献に積極的に取り組む所存です。

最後になりますが、私は地元の皆様に「高専がそこにあって良かった」と思っていただくことが重要であると考えています。そのためには、まず皆様に高専を様々な形で利用していただく必要があると考えます。企業の皆様には高専の設備、人材、研究シーズ等を有効に活用して自社の研究開発や人材教育に役立てて頂きたいと思います。私共としましては、地域社会との連携が活発になることで地域社会が発展し、そしてそのことが本校の教育研究活動に反映・還元され、本校と地域社会が相互に発展するよう努力してまいりますので、今後とも一層のご支援、ご鞭撻を賜りますようお願いいたします。